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散骨 | |
法律上からみると、「墓地、埋葬に関す法律」には「埋葬または焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域にこれを行ってはならない」とありますが、粉骨にしたものを撒くということは想定されていません。また、刑法190条の遺骨遺棄罪についても、「遺棄」というのは放棄することであり、埋葬に代わる葬儀の方法としての散骨はこれに触れないと考えられています。 では、どこにでも勝手に散骨できるかというと、そうではありません。海に散骨する場合は人の大勢いる海水浴場ではなく、船で沖合いに出るなど、他人の感情を害さないように、場所や方法に配慮する必要があります。
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死装束(旅立ちの衣装) | ||
経帷子や三角頭巾の仏衣を着る場合もありますが、自分の好きな服や思い出深い服で最後の旅立ちをしたいと考える人が増えています。
キリスト教の場合、定まったものはなく自由です。 自分の好きな服を着せてもらいたい場合、身近な人に保管場所を伝えておきましょう。 |
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「葬送を考える市民の会」では、着物をリフォームして旅立ちの衣装を作る講座を、年に数回開催しています(講師 齋藤弘美)。 |
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![]() 【旅立ちの衣装講習会の様子】 |
供花 | |
供花を遠慮する時は、生前に伝えられる人には意志表示しておきましょう。 死亡広告を出す場合は、その旨を書くよう記しておくのも一つの方法です。 供花も良いのですが、供花料としてお金で出すことが普及してきています。 「フラワーギフト券」や、故人の好きだった花のアレンジメントフラワーを送るという方法もあります。一般 的な供花ではなく、缶詰やお茶などを花に見立てたオリジナルなものも出来ています。
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棺 | |||||||||||
木製だけではなく、環境に配慮したダンボールの棺、籐の棺、発泡アクリルの棺などもあります。「葬送を考える市民の会」でも取り寄せましたが、丈夫で、木で作られたものと比べても遜色ありません。 棺の中に遺品を入れることが多いようですが、ダイオキシンなど環境汚染からも規制されるようになってきています。 環境に配慮して、副葬品の数珠や時計、眼鏡、ゲートボールのクラブなどの模型を木で作っている所もあります。(群馬県前橋市) 副葬品の制限品目(札幌市の場合)
※ペースメーカーを使用されていた場合は、火葬受付時にお申し出ください
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骨壷 | |
納骨堂に収めるとか自宅に置いておく場合は、故人が愛用していた花瓶や茶道で使う「水指」など、骨壷以外の容器を使用する人も増えてきています。 |