葬儀社まかせの型通りの葬儀ではなく、「本当に親しい人達だけで送ってほしい」
「お経はいらない」など、最期のお別れの形を自分らしく行いたいと考える人が増えています。 少子高齢社会になり、以前のように数人の子どもで両親を看取るのではなく、一人っ子同士の夫婦が4人の親を看取ることも珍しくない時代になりましたし、価値観が変わり、必ずしも参列者の多い葬儀がいい葬儀だとは思えなくなってきています。 |
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無宗教葬 僧侶・神主・牧師など、宗教者を呼ばない葬儀 | |
葬儀で「無宗教」というのは宗教を信じないというのとは異なります特定の宗教宗 派によらない方式という意味です。自分は仏教、神道、キリスト教の何かをとくに信 じているわけではないし、その宗教宗派に所属してもいないので、自由な方式で葬儀 を行いたい、それが無宗教の葬儀なのです。 言葉の意味では「脱宗教式」や「超宗教式」といったほうが適切でしょう。 (碑文谷創監修 自分らしい葬儀 小学館) 決まった形式がないので、自分でプログラムを作らなければならない。 |
自由葬・手づくり葬 | |
宗教者を呼ぶ、呼ばないに関わらず好きな音楽や生前の ビデオを流す.祭壇をオリジナルの物にする、思い出のコーナーを作りスナップ写 真 を飾るなど、故人らしさを演出する方法もあります。宗教者を頼む場合は、事前に打 ち合わせをしておきましょう。 |
密葬 | |
■密葬とはその字のごとく密かに葬ること、人々に告知せず、ごく身内で行う葬儀 のことです。最近の葬儀の「簡素化」傾向にも通じる形態です。 また、後日行う正式な「本葬」の前の、死後直後の「密葬」という使い方もありま す。したがって、密葬だけの場合と、密葬の後に「お別れ会」や「偲ぶ会」「社葬」 などを行うケースがあります。(井上治代著 最後まで自分らしく) ■「葬儀をしない」ということは、厳密には「告別式をしないで密葬にする」とい うことです。宗教儀礼を伴うかどうかが問題なのではなく、一般の人に告知しない で、あるいは知らせても参加は遠慮してもらって、死者と本当に親しい人だけで送る のが密葬です。密葬は家族だけ、と誤解されがちですが、本人にとって家族と同等に 親しい人がいる場合、参加してもらってもいいのです。また、密葬だから僧侶などの 宗教者を招かない、とも決まっていません(碑文谷創監修 自分らしい葬儀 小学館) |
お別れ会 | ||
生前葬
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高齢になると、なかなか友人に会う機会もなくなり、仲間が次々と欠 けていく中で、「友人に会えるのはその人のお葬式の時」といった状況になります。 それならばいっそのこと、生きているうちにお別れの会を行い、亡くなっても葬儀は 行わないと考える人が増えています。1993年に水の江瀧子さんが行ったことで話題になりました。
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ホテルでのお別れ会
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先に火葬して遺骨にしておけば、お葬式が出来るホテルが出てきま した。 |
無宗教葬・自由葬・手づくり葬・お別 れ会・偲ぶ会の色々な例 | ||
例1
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1.はじめに(故人の好きだった歌をながす) 2.故人の活動の紹介 3.友人が思い出を語る 4.献花(故人の好きだった花) 5.献歌(故人に捧げる歌) 6.おわりの挨拶 【葬送を考える市民の会主催の「模擬葬(1999年10月)」より】 |
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例2
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1.あいさつ 2.思い出を語る(友人代表) 3.ビデオ上映(お気に入りの映画と写真) 4.お別れのギター演奏 5.献花 6.お別れの言葉 【葬送を考える市民の会主催の「模擬葬(2000年10月)」より】 |
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例3
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遺体を自宅ではなく、葬儀斎場に搬送し、24時間経ったら火葬場で、火葬す
る。火葬までの時間は、セレモニーは行わず、好きなCDをかけて、家族・親族のみ
で美味しい物を食べて過ごす。 出棺の時、お別れの言葉を○○さんに言ってもらう。 |